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血液細胞とは

血液細胞は、具体的に白血球、赤血球、血小板という細胞を指します。名前の通り血液中に存在しますが、内臓やリンパ組織(リンパ管・リンパ節)にも分布し、全身にくまなく存在して体に大切な役割を担っています。

血液細胞の異常とは、血液細胞の質あるいは数の異常(もしくは両方の異常)です。血液細胞に質の異常が生じると、数も異常となることが多いです。体の中に何か他の原因があって、血液細胞の数が異常となることもあります。なお、血液細胞の測定値は、常に多少の変動幅があり、常に同じ数値ということはありません。

 

< 血液細胞ってどんな細胞? >

 

血液細胞は骨の中で造られています。骨の内部は複雑な網目状の構造となっていますが、この網目を埋めるように、濃厚な血液のような成分が存在します。これは骨髄と呼ばれ、ここで血液細胞がさかんに造られています(造血)。骨は全身にありますが、主に骨盤、胸骨、大腿骨、背骨(椎体)、肋骨で造血が行われています。

骨髄には、全ての血液細胞の源となる“造血幹細胞”と呼ばれる稀少な親玉細胞が存在し、複製、分化※、成熟を経て様々な血液細胞を造り出しています。成熟した血液細胞は、骨髄から血液中に出て行って役目を果たすようになります。 

※分化=細胞は複数の成熟段階に分かれており、成熟のステージが進むことを指します。

< 造血のイメージ >

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