腎性貧血
- 腎機能が慢性的にある程度低下(クレアチニンクリアランスで50以下)している方で起こりうる貧血です。他の貧血の原因が見当たらず、血液検査でエリスロポエチン値が低めの時に疑います。
- 赤血球造血を促す注射薬、あるいは内服薬で治療をします。投薬開始後は定期的に血液検査で貧血の状態をフォローし、ヘモグロビン値をちょうど良い範囲に維持するよう適宜薬の量を調節します。血液検査をせずに漫然と続けてしまうと多血・血栓症をきたすリスクがあるため、定期的な検査が必要です。治療にあたって鉄が不足しないように、必要に応じて鉄剤も併用します。