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ビタミンDについて

ビタミンDとは?現代人に不足しがちな栄養素

ビタミンDは、亜鉛や女性における鉄分と並んで欠乏の多い栄養素です。ビタミンD欠乏症は日本に限らず世界的にも多く、かつ昔と比べて増えており、その頻度は25〜50%とも言われます。

ビタミンDの摂取方法

ビタミンDにはビタミンD2D3の2つの形態があります(両者の作用、代謝はほぼ同じです)。ビタミンD2はきのこ類に含まれています。ビタミンD3は脂肪の多い魚(鮭、サバ、マグロ、ます)、栄養強化食品の他、紫外線UVBを浴びることにより皮膚で生成されます。サプリメントは商品によって異なりますが、ビタミンD2、D3の摂取が可能です。紫外線の多い時期は日焼け止めを使うことが勧められますが、これは日焼けによる皮膚トラブルを防ぐ一方で、ビタミンDの生成を妨げてしまいます。体内のビタミンD量は日照状況によって異なるため、居住する場所の緯度、高度によっても異なる他、季節や年齢、肌色によっても違うと言われます。例えば、夏は充足していても冬は欠乏になる可能性もあります。

摂取あるいは生成されたビタミンDは、すぐに25(OH)VD(25ヒドロキシビタミンD)に変換されます。この25(OH)VDの測定により、体内のビタミンD蓄積量を知ることができると言われます。1,25(OH)2VDはビタミンDの活性体ですが、ビタミンDのうちのごく一部であり、体内のビタミンD量とは相関しません。

ビタミンD欠乏症のリスク

ビタミンDは骨の代謝、カルシウムの恒常性に関わります。ビタミンD欠乏がなぜ問題かというと、第一に骨粗鬆症のリスクが上がるためです。年齢が若い間は転んで骨折することは少ないですが、特に女性は閉経後、エストロゲンの低下により骨密度低下が進みます。骨折は日常生活の大きな妨げとなりますし、高齢となってからの骨折は身体能力の衰えにも直結します。

ビタミンD欠乏で自覚症状をきたすことは少ないですが、成長期の子どもの場合は、骨が柔らかくなり変形をきたすくる病になり、筋肉や骨の痛みをきたす可能性があります(成人では骨軟化症)。免疫機能の低下、糖尿病、複数のがん(大腸がん、乳がん、前立腺がん)との関連を指摘する報告もあります。

ビタミンDが欠乏すると腸管でのカルシウム吸収が低下し、副甲状腺機能が亢進します。これにより血液中のカルシウム濃度は正常に維持されますが、これは骨からカルシウムを放出することでまかなわれています

ビタミンDの適切な基準値

ビタミンDの正常値、目標値は見解が分かれており、絶対的な基準がありません。個々の健康状態によって異なるものかもしれません。国内では一般的に25(OH)VD 30 ng/mL以上で充足とされますが、世界的には25〜80ng/mLとかなりばらつきがあります。

ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、尿で排泄されず“過剰”となる可能性があります。食事や日光浴で過剰になることはありませんが、サプリメントの摂取方法によっては過剰となりえます。ただ、過剰を判断する明確な数値基準が存在しません。ビタミンD過剰による健康被害はまれのようではありますが、主なものは高カルシウム血症です(血液中のカルシウム濃度が異常高値となり、嘔気、多尿、意識障害などをきたす)。80 ng/mL以上から毒性報告があるようですので、50〜60 ng/mLあたりから注意をすると良いかもしれません。

ビタミンDの正常値、目標値は見解が分かれており、絶対的な基準がありません。個々の健康状態によって異なるものかもしれません。国内では一般的に25(OH)VD 30 ng/mL以上で充足とされますが、世界的には25〜80ng/mLとかなりばらつきがあります。

ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、尿で排泄されず“過剰”となるリスクがあります。ただ、過剰を判断する明確な数値基準が存在しません。ビタミンD過剰による健康被害はまれのようではありますが、主なものは高カルシウム血症です(血液中のカルシウム濃度が異常高値となり、嘔気、多尿、意識障害などをきたす)。80 ng/mL以上から毒性報告があるようですので、50〜60 ng/mLあたりから注意をすると良いかもしれません。

ビタミンDの検査について

血液検査で調べられ、結果は平均的に2〜4日かかります。このように、大切であるにも関わらず不足がちなビタミンDですが、検査が保険適応となるのは骨粗鬆症の治療時1回のみなど、状況的にかなり限られています。このためセルフチェックの検査は自費診療となります。不足があった場合はサプリメントで補充をされる方が大多数ですが、その後充足したか、過剰になっていないかは、再度血液検査をしなければわかりません。一度充足しても、サプリメントをやめるといずれ元に戻ってしまうため、維持量の継続も勧められます。きちんと管理をしたい方は、定期的な検査をお勧めいたします。

※当院ではビタミンD自費検査を行っております。

まとめ

ポイント 説明
重要性 ビタミンDは小児期から老年期にわたって骨や筋肉の健康に大切です。
検査方法 ビタミンDが足りているかを調べるには、自費診療で血液検査を受け25(OH)VDを測定します。
不足時の対策 不足の場合サプリメント摂取が勧められるが、適度な維持には定期的な血液検査が必要です。

参考文献:Mayo Clin Proc. 2010;85:752-758、厚生労働省 eJIM

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